まど・みちおさん

お気に入りの詩がまた一つ増えました。

 

「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね…」を作詩された「まど・みちおさん」の詩集より。

 

 

「どうしてだろうと」

 

どうしてだろうと

おもうことがある

 

なんまん なんおくねん

こんなに すきとおる

ひのひかりの なかに いきてきて

こんなに すきとおる

くうきを すいつづけてきて

こんなに すきとおる

みずを のみつづけてきて

 

わたしたちは

そして わたしたちの することは

どうして

すきとおっては こないのだろうと…

 

 

 

まど・みちおさんの詩に出会うと、自分の深い部分に眠っていた

シンプルな答えがパッと浮き上がって来るような感じがあって、快感を覚えます。

何をそんなに複雑にしていたのかと、自分の思考のゴミの山を見つめて溜息が出ます。

 

好き、楽しい、嬉しい、美味しい、そんなシンプルな感覚の向こうに

すきとおった自分がいるのかもしれません。

 

 

 

 

 

小椋みのりちゃんをよろしく~。

1か月前より、アミカのスタッフに新しく小椋みのりちゃんが加わってくれました。

声優を目指していただけあって、美しい声の持ち主。

 

一見、しっかり者に見えますが、アミカ特有の「ちょっとドジ」を既にDNAに背負っているらしく、

可愛いドジを時々見せてくれています。

 

皆さまアヤボー同様、末長く可愛がって頂ければ有難く存じます。

 

みのりちゃんはお肌もピッチピチの21歳で、私には眩しいほど若いのですが、

お茶を入れるのが上手で感心しています。

 

みのりちゃんの個性が益々花開いて行くのを楽しみに眺めていきたいと思っています。

皆さま今後ともよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

門番の恋

時々夢を見ます。

昔は毎日カラフルな夢を見ていましたが、

最近は時々になりました。

恐らくいまだ続くあかたんの顔パンチのため、

熟睡出来ていないせいでしょうね~。

 

最近、門番がお城のお姫様に恋をするという夢をシリーズで見ています。

風景は昔のヨーロッパになったり

昔の日本になったりしますし、

門番が携帯電話を使ってお姫様にアプローチするので、

国も時代も構成がぐちゃぐちゃです。

 

門番はたまたま見かけてしまったお姫様に恋をして、

毎日メールを送って思いをぶつけるのですが、

浮世離れしているお姫様には今一つ思いが届かないのです。

それでもめげない門番はいつしか出世して、

側近になりたいと思うのですが、

ある時隣の国との戦争が始まって、

門番も出兵しなくてはならなくなります。

 

生死がかかっていて、お姫様にメールどころではないはずなのに

戦地に行ってもメールを打ち続けます。

残念なことに、お姫様にメールを打っている途中で

敢え無く流れ弾に当たって死んじゃいます。

その時メールの画面が夢の中でアップになり、

そこに書かれている文字は「いつまでも大好きです。」なのです。

でも笑えることに送信ボタンを押さなかったんですよね~。

だから最後の愛のメッセージはお姫様に結局届かず。

これは過去世の私でしょうか(笑)

 

仕事のやり残しがないことを心配しているために見ている夢に違いありません。

ちゃんちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芯のある言葉

私は芯のある言葉を使える人をとても尊敬します。

無駄なものを削り落し、自分自身の思いを

透明感ある言葉で表現できる人を心から尊敬します。

 

自分がそう出来ないせいか、憧れの眼差しです。

なので、言葉を扱う職業の人をとても尊敬します。

詩人、作家、コピーライター、脚本家・・・・・。

 

言葉にはわたしたちの心をなにものからかパッと一瞬にして解き放ってくれる

そんな偉大な力があると思います。

でもその偉大さは、言葉の使い手が、自分の奥深くまで掘り下げて、

ようやく到達した普遍の真理について語っている場合にだけ

感じられるのかもしれません。

 

そんな言葉に出会ったとき、浄化が起こったように、

ホロホロと心の垢が落ちていくのが分かります。

それが時として涙になったりします。

 

今日は私の心の浄化装置、お気に入りの詩をいくつか

紹介いたします。

 

 

「わたしを束ねないで」  新川和江

 

わたしを束ねないで

あらせいとうの花のように

白い葱のように

束ねないでください わたしは稲穂

秋 大地が胸を焦がす

見渡すかぎりの金色の稲穂

 

わたしを止めないで

標本箱の昆虫のように

高原からきた絵葉書のように

止めないでください わたしは羽ばたき

こやみなく空のひろさをかいさぐっている

目には見えないつばさの音

 

わたしを注がないで

日常性に薄められた牛乳のように

ぬるい酒のように

注がないでください わたしは海

夜 とほうもなく満ちてくる

苦い潮 ふちのない水

 

わたしを名付けないで

娘という名 妻という名

重々しい母という名でしつらえた座に

座りきりにさせないでください わたしは風

りんごの木と

泉のありかを知っている風

 

わたしを区切らないで

,(コンマ)や.(ピリオド) いくつかの段落

そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには

こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章

川と同じに

はてしなく流れていく 拡がっていく一行の詩

 

 

 

「自分の感受性くらい」  茨木のり子

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

 

「表札」  石垣りん

 

自分の住むところには

自分で表札を出すにかぎる

 

自分の寝泊りする場所に

他人がかけてくれる表札は

いつもろくなことはない

 

病院へ入院したら

病室の名札には石垣りん様と

様が付いた

 

旅館に泊っても

部屋の外に名前は出ないが

やがて焼場のかまにはいると

とじた扉の上に

石垣りん殿と札が下がるだろう

そのとき私がこばめるか?

 

様も

殿も

付いてはいけない

 

自分の住むところには

自分の手で表札をかけるに限る

 

精神の在り場所も

ハタから表札をかけられてはならない

石垣りん

それでよい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの更新。

前回のブログから随分時間が過ぎてしまったようで。

本人は夢中で毎日を過ごしていて、

約2カ月もブログを書いていなかったなんて日付を見てびっくり。

恐ろしい恐ろしい。

こうやってあっという間にこの一生も過ぎていくのかしら。

ならば益々一瞬一瞬を愛おしまねば。

 

 

女性性のエネルギー

男性でも女性でも、男性性と女性性の両方のエネルギーを持っていると言われています。

仕事を持っている女性は、男性性のエネルギーが強くなってしまうと言いますが、

私も例外ではないようです。

 

昨年ダライラマのボディガードをされていた方にお会いしました。

その方に「田中さんは油断するとすぐに仕事モードに入って、

男性性のエネルギーが強くなりますね。」と言われました。

 

昨年は女性性のエネルギーを意識して、ベリーダンスをやってみたり、

心してゆっくりゆったり休息を取ってみたりしました。

そのようにして女性であることの意味と大切さを再認識する必要があったのです。

それが私の2009年のテーマでした。

 

そして今、2009年のテーマは2010年のためにあったことをつくづく感じています。

過去と同じように、変わらず仕事モードですが、女性であることの豊かさに気付いた

2009年があったお陰で、2010年は男性性に偏り過ぎない、バランスの良い

状態で仕事に専念出来ていると思います。

 

日本における最高神は太陽神・天照大神様で、女性ですね。

昔から「お母さんは太陽だ。」とか「お母さんは向日葵だ。」なんていう表現がありますが、

昔の人はちゃんと分かっていたんですね。

 

いつもより意識して声を大きく、意識してニコニコと笑うだけで

家族や周囲が明るくなるのが分かります。

私の中にも太陽の質が流れているのだと思うと、

それだけで誇らしく、嬉しくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お日様が恋しい

お日様も随分とご機嫌斜めなようで。

こんなに恋しく思っても

なかなか笑顔は見せてくれなくて。

あぁ~、お日様の満面の笑みが見たい!!

みんなの心が元気を失う前に、

早く笑顔を見せてください。

美酒に感謝

ある方と一緒にお寿司屋さんへ。

梅宮辰夫さんから頂いたという八海山の焼酎をごちそうになりました。

 

TVで拝見する美食家たっちゃんを信じていなかったので、

「梅宮辰夫さんが一番美味しいって言ってた焼酎だよ!」と聞いた時は

「本当かなぁ~。」と疑いの眼。

 

しかも大体において「誰それが一番美味しいって言ってた。」というのは好きじゃないんだなぁ。

自分に自信がないみたいで、さみしいわ。

「自分がどう思うのかが大切でしょう?」って聞きたくなっちゃう。

でも、黙ってよ~。そんなことでケンカをしかけちゃいけません。

女性にはそんなこと思わないんだけど、何故か男性には厳しくなるわぁ。

男性には「自分の信念を持って欲しい!」という高い理想が働くのかしら?

 

とかなんとか、心の中でぼそぼそと一瞬のうちに色々考えてから、

そろりそろりと頂きました!

いやぁ~、これが美味しかった!

香りが高くて素晴らしかった!

焼酎では初めて、もっと飲みたい、と思いました。

 

梅宮辰夫様、大変失礼いたしましたcoldsweats01

ご馳走して下さいました○○様お許しくださいませ~~。

女性はもっと素直で可愛くなきゃね、と反省する私。

 

SN3K0114.jpg

後ろの壁はアミカで仕上げた天然顔料の壁です。

映えてます!

ビアンカ

2日続けて「ヒツジみたいaries」と言われたビアンカ。

1kg痩せたのに……。

 

ダイエットにお山へ。

 

「ママ、苦しいわ。」(ゼーゼー)

100505_1329~02.jpg

 

「ママ、もう降りましょうよ。どうせ痩せないし。」

100505_1329~01.jpg

ママ:「お?」

ビアンカ:「えっ?!」

100505_1331~0001.jpg

      少女マンガのように目がキラキラ。

 

「おやつ」が好きなビアンカは「お」だけで反応します。

登りたくないお山も、「おやつあげるよ~、がんばれ~」と上から叫ぶと、

登ってきます。単純なビアンカがめっぽう可愛くてheart

 

脱ヒツジさん目指して頑張ろうね、ビアンカaries

アメリカンインディアン聖なる言葉

今読んでいる「アメリカンインディアン聖なる言葉」の中に

興味深い詩が一つ。

 

あなたの旅の道連れに敬意を

彼らすべての中に神を見よ

黄にも

赤にも

黒にも

白にも

そして混血にも

すべての生命は神聖なのだ

互いの中に創造者の姿を見よ

 

解説を読むと、

旅の道連れには、苦しみも憎しみもある。それにも感謝しなさい。

黄色は嫉妬、赤は情熱、黒は苦しみ、白は希望、混血は悩み、

それらすべては神聖なのだ。

 

となっていた。

黄、赤、黒、白、混血。

色彩の心理で語られたのかな?

単に肌の色のお話ではなかったのかな?

訳者であり解説者の加藤諦三さんに伺ってみたい。